『きみへの距離、1万キロ』本編冒頭映像特別解禁

遠く離れた地球の反対側から監視ロボットを通じて出会う男女の運命の恋を描き、第74回ヴェネツィア国際映画祭においてヴェネツィア・デイズ部門フェデオラ賞を獲得、ヨーロッパの批評家たちから大絶賛を受けたきみへの距離、1万キロ
公開を目前に控えた本日、本編冒頭5分映像が特別に解禁されました。

「遠隔ロボットを通して1万キロ先を監視」する、というデジタル世界に住む男性、「広大な砂漠と古びたバイク」というアナログな世界に住む女性という、相反する世界が同時に映し出されることで、この映像を通して、これから2人に巻き起こる「運命」を象徴するような、印象的な冒頭シーンとなっております。

デジタル機器やインターネットの普及によって、人との出会いやコミュニケーションの形も多種多様となった現代。
SNSを利用することで国や人種や言葉、距離や時間の壁もなくなり、人間関係もグローバル化が加速している。
本作は、まさにこの時代に生まれ、デジタルネイティブと呼ばれるミレニアル世代を意識した純愛ドラマといえるだろう。

さまざまな手段でいつでもどこでも世界の誰とでも繋がることが出来る日常、その一方で、未だ古い風習に囚われ自由な生き方さえ許されない文化――そういった対極にある現実を、キム・グエン監督は“恋愛”という普遍的なテーマへと見事に昇華させた。

人間の心の深さ、触れ合いのあたたかさは、どんなにデジタル化が進もうと失われることはないと気付かせてくれる本作。
観れば必ず誰かに想いを馳せずにいられない、唯一無二のラブストーリーです。

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きみへの距離、1万キロ
2018年4月7日より、新宿シネマカリテ ほか全国順次公開

 

 

STORY
クモ型ロボットが見つけた、砂漠にたたずむ“運命の人”。
地球の裏側に、きみを見守るぼくがいる――それは、遠隔操作な片思い。北アフリカの砂漠地帯にある石油パイプライン。
そこで石油泥棒を監視する6本足の小さなクモ型ロボットを、遥か10,000キロ離れたアメリカ・デトロイトから遠隔操作しているオペレーターのゴードン(ジョー・コール)は最近、恋人のジャニーン(アレクシア・ファスト)と別れたばかり。
上司のピーター(ブレント・スカグフォード)から勧められた出会い系アプリを試してみるも、ピンとくる出会いはない。そんなある日、ゴードンは監視ロボットを通して若く美しい女性アユーシャ(リナ・エル・アラビ)と出会う。
彼女には、カリム(ファイサル・ジグラット)という恋人がいるが、親からは別の相手との結婚を強要されていた。
そんな状況を知ったゴードンは、彼女の哀しい運命を変えるべく、大胆な行動に出る・・・。

 

 

CAST/STAFF/SPEC
キャスト:ジョー・コール、リナ・エル・アラビ、ファイサル・ジグラット、ムハンマド・サキ
スタッフ:監督・脚本:キム・グエン『魔女と呼ばれた少女』
きみへの距離、1万キロ
2018年4月7日より、新宿シネマカリテ ほか全国順次公開
カナダ/2017年度/91分
スコープサイズ/英語・アラビア語/カラー/DCP
日本語字幕:中沢志乃/映倫G/配給:彩プロ
原題:Eye On Juliet
© Productions Item 7 – II Inc. 2017