ハザード・オブZ
2017年2月3日リリース
少女目線のPOV(主観映像)から始まったと思いきや、タイトル以降は若い男性目線の映像にチェンジ。これまでの主観映像やフェイクドキュメンタリー作品と言えば、自身がビデオカメラを回している映像目線が多いのですが、あくまで本人が見ている目線なのが本作の大注目ポイント。
この自分自身目線映像により一層、ゾンビが徘徊する世界の中に引き込まれてしまうのです。
徐々にゾンビ化していく自分と、襲ってくるゾンビ達は、見ごたえ充分。
しばしば、あえて撮られたであろう鏡に写る自分を見ているシーンも登場しますが、どうやって撮影されたのかを考えると不思議な気分になると思いますよ。
うん、この監督ザッカリー・ラメランの発想力、ただものではなさそう。
彼がこれまで手がけているのは、ゾンビ物を除くとミュージシャンのPV。
今後一体どんな作品を作ってくれるのかも気になるほど意欲的にまとめられた一本です。
重要なところなので、もう一度名前を書いてしまいますが、ザッカリー・ラメラン監督。
このお名前。覚えておきたいところです。
ちなみにパッケージには、赤い服を着た女性が中心に描かれておりますが、あくまで世界感を”イメージ”した仕様ですのでご了承を。
ゾンビ・ウィルスにより、たった3週間で文明は滅んだ
荒廃した街で、ハザード《危険物》として駆除される感染者
昨日までの友を殺す、それがこの世界の新しい掟なのか?
猛威を振るうゾンビ・ウィルスにより妻を亡くし、感染した友人を自らの手で殺し、1人きりになったデビッド。
彼はパトリックという牧師が率いる、生存者のグループに救われる。
荒廃した街で食糧を探し、ゾンビと戦う絶望の日々。
ウィルスに感染した人間は、時間をかけてゾンビ化する。保菌者となったメンバーは、直ちに仲間の手で“駆除”されるのだ。
ある日、デビッドは自分がウィルスに感染したことに気づく。そして…。
監督・脚本・製作:ザッカリー・ラメラン/製作・撮影:カール・ジャニス/脚本:レイヴン・コーセンス/音楽:ニコラス・シャイナー
2016年/アメリカ/80分/ホラー
発売:ニューセレクト株式会社
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