ジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』を彷彿させるカラフルでポップで小粋なフレンチ・ミュージカル “Sur quel pied danser”(原題/英題“Julie and the Shoe Factory”)が邦題を『ジュリーと恋と靴工場』として、2017年9月23日(土・祝)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて公開されることが決定いたしました
監督は、本作で長編デビューとなるポール・カロリとコスティア・テスチュ。
2017年のパームスプリングス国際映画祭で新人監督賞にノミネートされ話題となった新鋭コンビ。
現代女性の葛藤を抱えるジュリーを『EDEN/エデン』のポーリーヌ・エチエンヌが好演。
くるくると変わるキュートな丸い瞳は躍動感と生命力にあふれ、思わず共感してしまう主人公をみずみずしく演じます。
また靴や洋服の計算され尽くした色や配置と本物のダンサーを起用したフランスらしいコケティッシュな踊りと歌に、いつのまにか魅了されてしまうこと間違いなし。
映画の舞台となったフランスのロマン市は、元米大統領夫人ミシェル・オバマ御用達のロベール・クレジュリーや、かつてはシャルル・ジョルダンの工場もあった、実際に高級靴の生産地として有名な地域として知られています。
劇中で使われている靴や靴箱は、現地で作られたものを採用しているなど、歌や踊りだけでなく、細部にまでこだわりを感じさせます。
そんな中、靴職人の女たちは迫る近代化の波でリストラされることを恐れ、抗議のためパリの本社に乗り込み騒動を起こす。
巻き込まれたジュリーはあやうくクビになりかけるが、ほのかな恋の予感も…。
職人の意地とプライドをかけてアイデンティティを求める勇ましくたくましい女たちとともに靴工場閉鎖の危機を乗り越え、ジュリーは本当の幸せを手にすることができるのか?
脚本・監督:ポール・カロリ、コスティア・テスチュ
提供:ギャガ、ロングライド 配給:ロングライド
サウンド・トラック:ランブリング・レコーズ
© 2016 LOIN DERRIÈRE L’OURAL – FRANCE 3 CINÉMA – RHÔNE-ALPES CINÉMA
公式サイト: http://julie-kutsu.com/
公式twitter: https://twitter.com/JulieKutsu
『ジュリーと恋と靴工場』
9/23(土・祝)より新宿ピカデリー,シネスイッチ銀座ほか全国公開