東京にも”みぽらー”誕生必至! ”第二のカメ止め”と称される『みぽりん』松本大樹監督 舞台挨拶


みぽりん
2019年11月1日(金)~ OSシネマズ神戸ハーバーランドにてロードショー
2019年12月21日(土)~ 池袋シネマ・ロサにて3週間上映


カナザワ映画祭2019において「期待の新人監督」観客賞を受賞し、神戸・元町映画館での公開では1週間連続立ち見記録を達成。
みぽりん先生をはじめとする個性的で謎多き面々や、なぜか脳裏を離れないキジの剥製、想像を絶するラスト10分の衝撃的な展開。などなど…その世界感に触れて魅了されることにより”みぽらー”と称される熱狂的なファンを続々と生み出し、いよいよ第二の”カメ止め”とも言われ始めている 映画みぽりん
12月21日には池袋シネマ・ロサでの公開が決定し、東京エリアでも続々”みぽらー”達が生まれることは必至。
今回は東京公開に先駆け一足早く行われたマスコミ向け試写上映の後に行なわれた、松本大樹監督による舞台挨拶の模様をお伝えいたします。


■松本大樹監督 挨拶
みぽりん』は、全編神戸で撮影をさせていただきました。
私自身も神戸の出身で、地元の元町映画館で公開させていただきましたが一週間満席ということで、おかげさまで神戸では盛り上がりをみせています。
これから大阪、京都と続き、12月21日から池袋のシネマロサさんで年末年始で3週間も上映していただくことになりました。
ここが勝負だと思っているので、関西での上映が終わったらすぐに東京に乗り込んで、宣伝も頑張っていきたいと思っています。

■ご覧になったお客さんの反応はいかがでしょう?
正直に言うと二つに分かれているというか…。
すっごく作品を気に入ってくださって『みぽりん』を熱心に応援してくださる ”みぽらー”さんと呼ばせていただいている方々が、増えてきています。
しかし、刺さらない方は刺さらないという(笑)
完全に二極化しているという感じです。
ラスト10分が無茶苦茶なことになっているので、それが受け入れられない方は無理っていう感じですけど、「おもろいやん」って言ってくださる方は、すごく応援してもらっています。

■ラスト10分への思いは?
色々と言われることもありますが、僕の思いとしては、”お客さんが楽しんでくれたらいいな”っていう思いだけです。
でも刺さらなかった方はごめんなさい。そういう感じです(笑)

■タイトルの由来を教えてください
みぽりん』というのは、中山美穂さんと関係があるんですか?と聞かれるんですが、全然関係ないです。
日本版『ミザリー』を作りたいなっていう思いから、”ミザリー”に近い日本的な名前という感じで”みぽりん”ということにしました。
周りからは「それは苦しいだろう」とツッコまれています(笑)。

■本編中のセリフは、ほぼ標準語ですが、関西弁にしなかった理由は?
当初から東京での公開を考えていたので、関西弁が苦手って人がいらっしゃるかなと。
関西弁が受け入れられないかもって思ったんですけど。どうでしょう?
(会場のそんなことは無いかも…という空気を感じて)
関西弁でも良かったかも知れないですね(笑)

作品テーマの一つであるアイドルに対しての思いは?
いまファンとアイドルとの距離が昔では考えられないくらい近くなってきています。一部のそうしていかないと成り立たない状況もわかります。
しかし個人的な思いとして、会いにいきたくても会いにいけない。それが本当の意味でのアイドルだと思うんです。
元々のアイドルという言葉が持つ意味としては、偶像だったり。崇拝されるもの。だから神聖なものであってほしい。
本作にも登場する”地下アイドル”という言葉には「なんで神聖なものであるはずなのに”地下”なんだろう?」と、違和感を感じています。

みぽりん』撮影中には、いくつかニュースになるような様々な事件が、実際に起こりましたので影響を受けました。
この2019年という年にアイドルをテーマにした映画を撮っているのだから、2019年の空気感を入れ込まなければいけないということで、風刺した内容も盛り込みました。
何年か経ったあとで『みぽりん』を観たあとに、「ああ、そういう意味だったのか」と感じてもらえれば嬉しいです。

‐2019年10月30日 映画美学校試写室

登壇者:松本大樹監督

◆スペシャルイベント続々開催
11月2日(土)みぽりん先生 誕生記念 船上貸切クルージングパーティー
11月3日(日)監禁絶叫マサラ上映  OSシネマズ神戸ハーバーランド
11月9日 (土) 監禁絶叫上映 塚口サンサン劇場
※最新情報はオフィシャルサイトでご確認ください


STORY
声優地下アイドルユニット「Oh!それミーオ!」でセンターを務める神田優花は、6ヶ月連続人気投票1位を獲得し、ソロデビューする事が決まった。
しかし、大の音痴である優花の歌声にプロデューサーの秋山とマネージャーの相川は頭を悩ませていた。
そんな中、同じグループのメンバー里奈のツテで、優花はボイストレーナー・みほのボイトレ合宿に参加する事に。
六甲山でみほにピックアップされ、山荘へ連れて行かれる優花。
初日に契約書にサインをさせられると、翌日からいよいよ恐怖のボイスレッスンが始まる。
少しづつ明らかになるみほの異常性。
レッスンを進めていく中で、みほは優花がアイドルに相応しくないと感じ、怒りを募らせていく。
一方、秋山と相川は優花のソロデビュー曲のPV撮影を優花推しのファンの加藤に頼む事に。
いよいよライブでのお披露目が明日と迫ったその日、ようやく3人は優花が監禁されている事を知り、六甲山へと向かう…

CAST/STAFF/SPEC

【CAST】みほ:垣尾麻美
神田優花:津田晴香
木下里奈:mayu
秋山快:井上裕基
相川梢:合田温子
加藤淳:近藤知史
みほの母:木野智香

【STAFF】
製作・脚本・監督:松本大樹
撮影:松本大樹 ヨシナガ
編集:松本大樹
録音:前田智広
照明:前田智広 ヨシナガ
ヘアメイク :篁怜
衣装:冨本康成 mame

2019年/日本/108分
配給:CROC