サンダンス映画祭史上かつてない激しい争奪戦となった『パティ・ケイク$』。
2018年4月27日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開が決定。
世界が渇望する新しい才能が創り出した‟スター誕生の物語”を射止めたのは、賞レースを席巻する作品を次々と送り出すフォックス・サーチライトだった。
監督と脚本は、本作が長編デビューにしてDGA賞やナショナル・ボード・オブ・レビューにノミネートされたジェレミー・ジャスパー。
劇中音楽もすべて彼のオリジナルで構成され、それに載って本作のためにラップを猛特訓した女優ダニエル・マクドナルドが鳥肌モノのパンチラインをスパークさせている。
ラップで成功を収めようとする青春物語の陰には、主人公の置かれた逃れられない状況―家族への愛憎や貧困や差別―が見え隠れし、その背景が絡み合いラストにつながるクライマックスは、ただの若者のサクセスストーリーとは比べ物にならないベクトルであらゆる世代の感動を呼び覚まし、カタルシスを生みだす…!!
主人公パティを演じるのは、オーストラリア人女優、ダニエル・マクドナルド。本作でハリウッドデビューを果たし、次回作のオファーも次々と舞い込んでいる。今期の賞レースを沸かせている話題作『レディ・バード』にも出演する注目の若手だ。
また、呑んだくれの母親に『エイミー、エイミー、 エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』のコメディエンヌ、ブリジット・エヴァレット。
そして『レイジング・ブル』でオスカーノミネート経験のある超絶美人女優キャシー・モリアーティが驚異の大変身でパティの将来を信じる車椅子の祖母ナナを貫禄も愛嬌も外連味もたっぷりに演じている。
そのほか、パティのラップ仲間に本作で大抜擢されたインド系ユーチューバー:シッダルタ・ダナンジェイと、Netflixの大人気ドラマ「ゲット・ダウン」にグランドマスター・フラッシュ役で出演したママドゥ・アティエなど、ベテラン女優に囲まれた瑞々しい若手の演技が弾ける。
憧れのラップの神様O-Zのように音楽界で名声を手に入れ、地元を出ることを夢みていた。
金ナシ、職ナシ、その見た目からダンボ!と嘲笑されるパティにとって、ヒップホップ音楽は魂の叫びであり、観るものすべての感情を揺さぶる奇跡の秘密兵器だった。
ある日、駐車場で繰り広げられていたフリースタイルラップ・バトルに参加。
バトル相手を渾身のライムで打ち負かし、諦めかけていた、スターになる夢に再び挑戦する勇気を手に入れる。
そんなパティのもとに、正式なオーディションに出場するチャンスが舞い込んでくるー。
ママドゥ・アティエ、サー・ンガウジャ、MCライト、キャシー・モリアーティ
監督・脚本・オリジナル音楽:ジェレミー・ジャスパー
パティ・ケイク$
2018年4月27日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
アメリカ/2017年/109分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/PG12
字幕翻訳:田村紀子
原題:PATTI CAKE$
提供:20世紀フォックス映画
配給・宣伝:カルチャヴィル×GEM Partners
© 2017 Twentieth Century Fox