マネー・サバイバー 遺産争奪ゲーム
2008年7月25日(金)リリース
アサイラムの名物プロデューサーのデヴィッド・マイケル・ラット監督作品が、コンマビジョンさんからリリース!
…されてました。
しかも、2008年に!!
デヴィッド・マイケル・ラットと言えば、アサイラムの設立者の一人であり、最近では、ほぼエグゼクティブプロデューサーとしてのクレジットしか見ませんが、監督としても『案山子男2』(特殊メイクでアンソニー・C・フェランテ!)や、『ディープ・コア2010』(主演はブリタニー・マーフィー)など数本あり、それほど珍しいことではなかったりしますが、エロティックサスペンス作品となれば、ちょっと以外な感じです(この感覚筆者だけ?)
本作は、アメリカでは99年に”Wild Flower”のタイトルで製作された作品。
内容は、父親が残した遺産を巡って、長男とその妻、次男と彼女、長女の三人、それに謎の女を加えた男女間で巻き起こる、欲望渦巻くドロドロ人間関係サスペンス。
ちゃんとカーチェイスがあったり、出どころ不明の謎の女が登場したり、莫大な遺産を巡ってのそれぞれの思惑があったり、さらには、どんでん返しに次ぐどんでん返しまでもあったりと、見所も充分。
エロティックサスペンスですので、お父さんおまっとさんなシーンもあるにはあるのですが、要所要所で自然に挟みこまれていている親切設計。唐突におっぱじめるようなことは皆無です。
それどころか、むしろエロメインではなくしっかりとしたドラマを見てもらおうとする姿勢が感じられるほどなのです。(個人的な印象ですが、R18指定作品となっていますが、指定無しで大丈夫なような気もします)
冒頭にはしっかりと、”THE ASYLUM”の文字が出てきたり、スタッフにはデヴィッド・リマウィー、ポール・ベイルス、マーク・クオッドら、現在でもおなじみのアサイラム主要メンバーの名前が確認でき、エンドクレジットの最後には、作品タイトルが大きく表示されたりと、アサイラム作品の”源流”を感じさせてくれるのも嬉しいところです。
ちなみに、遺産相続を巡って長女オードリー役としてメインキャストにクレジットされるのは、キム・リトル。
この方実は、デヴィッド・マイケル・ラットの奥様(!)であり女優さん。『ディノ・クロコダイル』『カウントダウン-地球滅亡の日-』などなど、多数のアサイラム作品で、その姿を確認できます。
リリースからかなりの年月が経過しておりますが、2017年9月時点でも、しっかりとコンマビジョンさんから発売しております。
アサイラム好きの方にはモチロン、サスペンス好きな方にもオススメしたい一本です。
―お知らせ―
発掘記念(?)として、2017年9月18日(月/祝)に高円寺パンディットで開催の
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原因はセックス中の心臓発作。
残された子供たちは遺産相続のため、久々に顔を合わせる。
長男イーサンは次期社長候補の辣腕ビジネスマン。
次男デニスはアル中で無職、長女で年少のオードリーはイーサンが跡を継ぐのが気に入らない。
3人は相続の話をするため、週末を利用して田舎の別荘へと出かける。
3人に加え、イーサンの妻ジャッキー、デニスの彼女ゾーイ、さらには道中で保護した謎の女ニコールも帯同する。
このニコールはバイセクシャルで、誰彼構わず誘惑するのだった…。
山中のコテージを舞台にひとり、そしてひとりと何者かによって消されていく。
この相続ゲームで生き残り、莫大な遺産を手にするのは一体誰だ?
ディーン・ステイプルトン/クリスティーナ・エストランド/タミー・シェフィールド/エンジェル・リシン 他
監督:デヴィッド・マイケル・ラット 『Zネーション』『シャークネード』シリーズプロデューサー
脚本:エンジェル・オロナ
製作:スカーレット・ペッティジョン エマニュエル・イティア『案山子男』『アーミー・オブ・ダークネス』
マネー・サバイバー 遺産争奪ゲーム
2008年7月25日リリース
アメリカ/1999年/90分/エロティック・サスペンス
R18指定作品
原題:WILDFLOWERS
発売:コンマビジョン
© 1999 Santelmo Entertainment, Inc. All Rights Reserved
カーチェイスシーンでは、ロスの街を三菱エクリプススパイダーが激走!
女性たちそれぞれの立場も思惑も違います
夜陰に乗じてなんとやら… 右がオードリー役のキム・リトルさん
事件は、このあと別荘で起こります!