「大人」である前に「自分」でありたかった ―『17歳の音。夏のむかえ。』6月20日(火)UPLINK渋谷で初公開

 

映画『17歳の音。夏のむかえ。』が、6月20日(火)UPLINK渋谷にて公開されます。

製作のBacklight Film Co. は、本作の監督を務める川延幸紀と、録音や出演など役者・スタッフ双方を支える早川竜馬が2015年10月に立ち上げた映画制作チーム。
大学時代の同期で、当時暇を持て余し映画鑑賞に明け暮れていた両者が、卒業後互いにベンチャー企業と大手企業で内なる牙を研ぎ続け、意を決して設立。
仕事か趣味か、お金を稼げるのか稼げないのか。人々が悩み、何かを諦めていく問いそのものに抗うように、「ただ映画を撮り続ける」という覚悟から生まれた映画制作チームの第2弾長編作品の初披露です。

当日は、主演の佐藤麻佑さん、NHK連続テレビ小説「花子とアン」や相棒season15など若手女優として活躍する中村優里さん、録音・出演の両方を担った早川竜馬さん、劇伴作曲を担当した服部義広さん、川延幸紀監督の舞台挨拶が予定されています。

チケットはアップリンクサイトにて発売中。
すでに時間によっては、お座席は埋まりつつあります。お申し込みはどうぞお早めに。


 


ー『17歳の音。夏のむかえ。』上映情報ー

◆2017年6月20日(火) 18:30-20:10 / 20:40-22:20
※各回上映後に舞台挨拶有り / 15分前開場
◆会場 UPLINK FACTORY スクリーン1
東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
◆料金 前売り/当日1500円(1ドリンク付き)
チケット購入ページ

 

INTRODUCTION

来年も、こんな暑いのかな ―

「普通」や「常識」といった社会の価値観に染まる前の、高校2年生の純粋な姿。
自分を形作るものと向き合うことの「残酷さ」と「美しさ」を描く本作。
ピアノを軸に据え監督が書き上げた脚本と、本気で役者を志して活動を始めた矢先だった現役音大生が出会ったことから始まり、ストーリー・出演者・テーマが噛み合わさり完成されました。
本作のため数ヶ月かけて作曲された美しいピアノ曲も見所です。

 

 

STORY
田舎町の高校2年生、常盤詩織。
好きなピアノを弾き日々を過ごしている。
夏休み、日差しが照りつける暑い午後、詩織は中学時代からのクラスメイトである末永瑞穂に、一つの提案をされる。
「ねえ、今度さ、東京行かない?」
突然知らされる隣町の大きな高校との統合。東京で体験する知らなかった世界。両親や教師に突きつけられる進路や将来。
逃れられない物事が、詩織の小さな世界に入り込んでくる。
高2の夏。
詩織を支えていた「今」は、音を立てて崩れていく。
中学時代のある日、音楽室で出会った美しい音色と一人の先輩との「日々」を残して。

 

CAST/STAFF/SPEC
出演:佐藤麻佑、西尾紀子、中村優里、早川竜馬、北島真侑
小野孝弘、宮坂真里、藤原絵里、広瀬慎一、和茉しおり
杉山桜子、大須みづほ、園崎みゆ、矢部祥太
監督・脚本・編集:川延幸紀
録音・編集:早川竜馬 / 撮影:野辺康介 / 音楽:服部義広
2017年 / 日本 / 100分 / ヒューマンドラマ
製作:Backlight Film Co.
 
『17歳の音。夏のむかえ。』オフィシャルサイト
2017年6月20日(火)アップリンクにて公開

 

PROFILE

川延幸紀(監督・脚本・編集)
1990年生まれ。東京の西の果てで育つ。
気がつけば都内のITベンチャーで不真面目に勤務する日々を過ごしていたが、2015年10月のある日、品川区の寂れたマンションの一角で、早川竜馬と共に「映画を撮る」のみを志した制作団体「Backlight Film Co.」を立ち上げる。
その後0から人を集め独学で自身1作目となる「35mm」(2016年3月/93分)を制作。
初監督作の余韻に浸る間もなく、続けて2作目となる本作(2017年3月/100分)を制作。
どうせいつかやめてしまう、やらない理由を探すこの世の中で、全ては映画を撮り続けるために。愛と奈落の日々は続いていく、らしい。

http://backlightfilm.xyz